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【小説】 狂乱家族日記 - 壱さつめ
狂乱家族日記壱さつめ
狂乱家族日記壱さつめ
日日日, x6suke



これまでと同様、あちこちで評判だから、との理由から手にしたこの作品。
僕としては、これが水準以上とは思えないんだようなぁ、というのが正直なところ。

確かにシチュエーションはおもしろいと思いますし、凶華の強烈な個性も伝わってはきました。

ただ、文章がそれほどうまいとは思えず、キャラの個性に関しても目立ったものは感じなかったんですよね。

特に、キャラの個性に至っては、凶華に他のみんなが食われちゃってる感じで、感情移入できる余地がなかったんですよ。
これがせめて、主人公である凰火の気持ちになりきれれば、まだ良かったんですけど。

また、肝心の凶華についても、ネコのような気高さや、気まぐれな雰囲気が伝わってきたわけでもなく、ただただ、横暴で口の悪いお子様キャラというイメージが頭の中に残ったのみ。

結果、読者である僕自身は、誰の気持ちになることもなく、単なる傍観者として読了しちゃったわけで。そこがものすごく不満でしたねぇ。

ただ、この物語で、唯一僕の好みだったのは、救われないと思われた人間も、結果的に救われて終わったこと。

こういうのには弱く、思わずウルッとしちゃったんで、テーマである「家族愛」が終始一貫していたことも合わせて、★二つ、とさせていただきました。


以下、ネタバレ。
僕がもう一つ気になったのは、ラスト間際で心変わりした、敵方である姫宮千子の心情。

その心の流れが、今ひとつ理解できなかったんですよね。

恨めしいと思っていた妹の優歌が、虐められている姿を拝見しようと学校まで行って、そこで暴れている何人かの人物を発見。
それが凶歌をはじめとした、優歌の義理の家族であると知り、

「あぁ、なんだか家族っていいな」

と思う。

これ、なんか理解に苦しんだんですよね。

そりゃ、彼女も被害者であって、現状を苦しんでいたのは分かるし、彼女が幸せになってくれるのが嬉しいのも事実。
でも、この流れは、正直言って、好きじゃないです。

だいたい、その財産を放棄すれば日本はパニックになると言っておきながら、あっさりと姫宮家を壊滅しちゃう凰火も、超常現象対策局もどうかと思うし、それを寛容にも許してしまう不解宮家の考え方もよく分かりません。

つまり納得できないところだらけで読み終わってしまったわけで、このような流れが第二巻も同様だというなら、買わないんじゃないかな。

周りの評価がべらぼうに良ければ考えるけど。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★☆[惜しい!], 05:11
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