毎週月曜日は映画の日!
というわけで、本日も映画館に行ってきたわけですが、ただ、今日は祝日だったんですよねぇ。
おかげで、いつもなら割引になってる入場料金も、今日に限っては平日料金……。
と、いつもなら落ち込んでいるところですが、今日は違います。
というのも、今日は初めての舞台挨拶つき上映会!
しかも、仲間由紀恵が来るというじゃありませんか。
こりゃ行かなきゃ、とあいなったわけです。
ではではレビューする前に、舞台挨拶の様子から。
ちなみに舞台挨拶は僕が自己満足で書いた日記ですので、別に読まなくても良いや! と思ったら、読み飛ばしちゃってください。
舞台挨拶は読み飛ばす>>
会場整理に時間がかかたためか、やや遅れ気味で開演。
舞台挨拶のお姉さんの紹介で登場する仲間由紀恵さん。
その楚々とした雰囲気をまとった姿に、会場の男女からは羨望の溜息が。
歓声などが聞こえなかったのは、劇場に来た人のマナーが良かったということもあるのでしょうが、それに加えて、息を呑むほど仲間さんがキレイだったということでしょうね。
そして舞台中央に立ち止まった仲間さんは、
「沖縄の顔が並んでいると、ホッとする」
と軽いジャブを一言。
その後、沖縄の映画館事情が徐々に充実しつつあることに喜びの一言を述べてから、作品に参加して、初めてのワイヤーアクションや、舞台となった岩手県の景観に感動したこと、まだ0号試写を終えたばかりで、自分もスクリーンでは観ていないことなどを滔々と語っていました。
その中で、会場にいるであろう、オダギリジョーファンに気を遣った一言を交えるなど、僕の中での好感度は、かな〜り上がりました。
でもって、映画スタート。
内容はとしては…。
1614年、戦の世を終えた江戸時代。
戦国時代に誕生した忍者は、二つの地に隠れ里を作り、そこでひっそりと暮らしていた。
伊賀の者は鍔隠れの里に、そして甲賀の者は卍谷に。
双方は犬猿の仲であり、戦いの中でどちらかが荷担すれば、もう一方は敵側に付く。そんな状態を快く思わなかった服部半蔵が、約定によって双方が相まみえぬよう、隠れ里に暮らすことを決めたのだ。
そんな状態の中、双方の次期頭首、伊賀の朧(仲間由紀恵)と甲賀の弦乃介は、ふとした出会いを機にお互いに行為を寄せ合うようになっていた。
だが、その状態も長くは続かなかった。
将軍、家康公の申し出により、服部半蔵が、伊賀甲賀争忍の禁を解いてしまったのだ。
かくして、皮肉な形で相まみえることになった、朧と弦乃介の運命は…。
というわけですが、
そうですねぇ。
皮肉な運命に恋仲を割かれることが珍しくなかった時代を舞台にした、切ない愛のアクション時代劇、というテイストは成功しているものの、僕としては、何かひと味足りない、というのが見終わっての印象でした。
具体的に言っちゃうと、朧と弦乃介ではなく、仲間由紀恵とオダギリジョーを観に行くつもりなら、それなりに満足できるかな、というところでしょうか。
ただ、椎名桔平に関しては、本当に劇中に馴染んでいて、これは観る価値ありですけど。
以降はちょっと細かくなるので、ネタバレ要素を含みます。
たしかにアクションとして見られる映画ではありましたし、壮大なスケールとあり得ない忍者の姿を描くために用いられたCGも、おもしろかったとはおもいます。
ただ、アクションシーンを入れてしまったが故に、弦乃介と朧、双方が持つ部下との信頼関係が薄くなった感じがしちゃったんですね。
おかげで、どっちがどっちの部下だったか分かりづらかったし、何より、彼らが死んでいく瞬間に、頭首が受けるであろう悲しみが伝わって来なかったんです。
そもそも、前頭首が一騎打ちで共倒れしたときも、さほど衝撃はなかったし。
では、それだけアクションシーンに力を入れていたかというと、それほど衝撃的なシーンはなく、最後に首が撥ねられるシーンでも、血しぶきがあがったわけではないので、人形の首が落とされたような無感動さ。
正直、人が死ぬってことは、こんな軽いことじゃないだろー、という印象を持っちゃいました。
恋愛面も、けっきょく悲劇で終わっちゃったし、僕の好みではなかったので、あまり評価できませんでしたし。
時折見せる忍者やアクションのCG、この映画のために儲けられた壮大なセット、そして舞台となった大がかりな舞台セットは、感動ものであっただけに、先のマイナスポイントが、本当もったいない。
出演された役者さんの熱烈なファンの方なら、オススメできますが、それ以外は、強くオススメ、というほどの映画でもないと思います。