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むんこ
芳文社
¥ 600
Amazonランキング:
9635位
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らいか〜が非常に気に入ったので、作者買いしてしまった作品。
いや、こちらも予想通り楽しませてくれました。
まさに、むんこの二大連載と謳われるだけのことはあります。
お話としては、売れない作家の寺田雄二と、その妻、街子のラブラブな夫婦生活を描いた日常の物語、というだけのことなのですが、あいかわらずこの人の「日常の切り出し方」は秀逸ですね。
それを特に感じさせるのが、この夫婦と読者の距離感。
身近なようでいて、じつはそうでもない二人の夫婦。
まさに自分と他人も、同じような距離感にあると、僕は思うんですよね。
自分にとって、他人の生活はミステリアス。その逆もまた然り。
だから、他人の生活には興味があって当然。
この作品は、その気持ちを満足させる力があるのだと思います。
それに何より、この作品には僕の大好きなラブコメ要素が満載。
読めば読むほど、街子さんというキャラがかわいくて思えて仕方がない。
雄二の担当編集者である曽根が街子さんに惹かれる気持ちが、痛いほど良く分かる。
これを読んでいると、結婚っていいなぁ、夫婦っていいなぁ、なんて思っちゃいます。
しかし、この手の絵に「萌え」を感じるとは思っていなかったから、かなりびっくり。
やっぱり漫画って、絵よりもネタが命、ということなんでしょうねぇ。