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【小説】 狼と香辛料
支倉 凍砂
メディアワークス
¥ 620
Amazonランキング: 1099位
更新、遅れてしまいました。ごめんなさい。
やっぱり、本を読むのが遅くなってるわぁ。
というわけで、この言葉からも分かると思いますが、久々にラノベを読んじゃいました。
前々から気にはなっていたものの、まったく手を出していなかった一冊。

この本に手を出さなかったのには、二つの理由があります。
ひとつは、ジャンルがファンタジーであったということ。
昔、ファンタジー小説がいやというほど流行っていた時期があって、僕としては、その頃に一生分のファンタジー小説を読んじゃった感があったんですね。
だから、ファンタジー小説はもういいや、という感じになってました。

そして、もうひとつは、この作品のヒロインである「ホロ」の語り口調。
さすが数百年も生きている賢狼というだけあって、ホロのしゃべり口調はどうもババくさくて、それが僕の中では、どうにも萌えにつながらなかった。

しかし、そんな理由で敬遠していた作品が、「このライトノベルがすごい2007」で第一位を獲得している。
僕は、この本でハルヒシリーズに出会っていますから、さすがに一位の結果は無視できない、というわけで手に取ったわけなのですが……。

いや、よく出来てる。

というのが、この作品に対する正直な感想でした。
はっきり言って、爆発的なインパクトがある作品ではないのですが、ファンタジーと経済を組み合わせる考え方は奇抜でしたし、絶妙でした。
普通、経済の話をするなら現代劇でなきゃいけないものですが、たしかにこのタイプの話なら、ファンタジーでなきゃ成立しません。
うん、よく考えている、って感じです。

それに文章やストーリー構成もなかなかのもので、以前に読んだ「女子大生会計士〜」で感じた、キャラの魅力が薄いだの、人間関係に触れていないだのという不満が、この本ではまるまる解消されていた感じ。
特にロレンスとホロのやりとりでは、その滑稽な様子がまるでアニメでも見ているかのように、はっきりイメージできます。
ただ、その一方で、主人公であるロレンスというキャラは印象が薄く、そこがちょっともったいなかったかなぁ、とは思ったりもしたのですが。
ま、それがあったからこそ、ホロの魅力が際立ったのかもしれませんが。

この作品、十分にアニメの可能性を持っていると思うので、そうなったら、ちょっと観てみたい作品だったりします。

では、以下、ちょっとネタバレ。
この作品において、最大の魅力といえば、ホロの二面性にあると思います。
賢狼ホロは、常に人間の考えを先読みし、出し抜くことはないにしても、捕まることも絶対にない。
そんな賢さを持つ反面、子供のように林檎をおねだりする一面も持っていたりして、読んでいる側は、そのコロコロ変わる表情に、ついクスッとなってしまいます。

なるほど、ホロが可愛いと思える人が続出するのも納得です。

それからもう一点。
やっぱりシメの言葉が最高でしたね。
ロレンスが報酬の代わりに何が欲しいかと問われ、胡椒と答える。
そして、良い商人は香辛料の香りがするという言葉。
やがてロレンスはホロと再会し、物語は
「狼と香辛料の二人旅が」という一言でエンド。

ウマイッ!

思わず小さい声でそう言っちゃってました。
なるほど、タイトルがここで生きてくるかぁ。

こういう上手い締め方をされちゃうと、続きが読みたくなっちゃうんですよねぇ。
次の巻も評価が高いようだし、こりゃしばらく楽しませてもらえそうです。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★★☆[良い!], 05:34
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