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【小説】 いぬかみっ (6)
いぬかみっ! (6)
いぬかみっ! (6)
有沢 まみず


更新、かなり遅れ気味ですみません。
どうにも、うまい具合に時間がとれなくて。

さて、本日の書評ですが、正直言って微妙なんですよねぇ。

この本には、従来と同じように、短編二本に中編が一本、おまけでショートショート一本と、合計四本の話が収録されているのですが、それぞれの評価がバラバラなんです。僕の中で。

まず、最初の二本。
これはどちらも短編なのですが、どちらもこのシリーズらしい仕上がりだったんですよね。
お下劣さは控えめだったものの、犬神つかいである啓太をめぐって、ようこやなでしこなどの犬神たちが、ドタバタを起こすシチュエーションはそのまんま。

薄い内容ではあるのですが、文章は読みやすいし、いつもと変わらぬ面白さがあって、けっこう好きな話だったんですよね。

しかし、本の半分を埋めることになった中編に移って、雰囲気が一変。

ようこが他の犬神たちと一線を画す理由や、薫の秘密、啓太の持つ力についてなどなど、これまで多くを語ってこなかった影の部分に焦点を当てているんですね。

そのため、各所にバカバカしい笑いは入ってはくるものの、全体的にはシリアスな雰囲気。

いや、もちろん、それはそれで構わないと思っています。

ギャグ路線からシリアスに転じることで、シリーズとして締め、物語として完成するなら納得します。

ただ、完成していないんだよなぁ。

前からそうだったんですけど、伏線が増えていく割に、それを消化する物語が少ないと思うんですよね。

これまでは、そういった部分が気にならなくなるほど、バカバカしい展開があったおかげで、楽しめたわけですが、今回にはそれがない。

しかも、またもや伏線を張りっぱなしで、はい終わりではなぁ。

でも、それ以上に、この中編で気になったのは、物語の流れ。
何カ所か、繋がっていない気がするんですよ。
これは僕が眠い目をこすりながら読んでいたせいなのかなぁ、とも思ってはいるのですが、でも、どうしてこうなったのかが分からず、読み返して、やっぱり分からず、という部分が、何カ所かあったんですよねぇ。

まぁ、全体の流れが分からなくなるほどでもなかったので、そのまま読み進めはしたのですが、やっぱ評価は下がっちゃうんだよなぁ。

このままシリアス路線に向かっていく可能性もありますが、やっぱ僕としては、おバカラブコメとして、この本が好きなので、七巻がそうした話で固められていると良いなぁ、なんて思っています。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★☆[良いけど…], 23:33
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【小説】 トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars 嘆きの星
トリニティ・ブラッド―Reborn on the Mars 嘆きの星
トリニティ・ブラッド―Reborn on the Mars 嘆きの星
吉田 直

うわぁ、何も言わずに二日も更新を空けてしまいました。
本当にすみませんっ。

いや、怠けていたわけではないんですけど、個人的にいろいろありまして。
今週は、あと一回ほど休むかもしれないですが、来週からは完全に復帰しますので、それでお許しを〜。

さて、本日選んだのは、この作品。
以前に気になって手を出してみたものの、今まで積み本状態になっていた一冊です。

内容はというと
辺境の街イシュトヴァーンに、牛乳瓶の底みたいな丸眼鏡をした長身の神父がやってきた。
神父の名はアベル。
この街にある唯一の教会、聖マーチャーシュ教会に配属されてきたのだ。
アベルは、街を一瞥して嘆息する。
このままローマに帰っちゃうっていうのは無しですかね?
それほど、この街は田舎だったのだ。
どうにかして帰る口実ができないものだろうか。
そう悩んでいたのも束の間。
アベルが乗ってきた汽車の火夫が叫ぶ。
「じゃあな、兄ちゃん! 命が惜しかったら、どっかの宿に閉じこもっとくこった! さもないと……」
火夫の声は、汽笛にかき消されて聞こえない。
何を言おうとしたのだろうか。
アベルは、間をおかずして、それを知ることになる。
人間と吸血鬼。
二つの種族が、互いの存亡をかけて闘うノイエ・バロックオペラの決定版!

というものなんですが。

えと、まず最初の疑問。

ノイエ・バロックオペラって何ですか?

辞書で調べてみても、その意味が理解できず。
単語の意味合いから察するに、ヨーロッパ風のリアルアクションストーリーってこと、なんですかね?
だとしたら、この物語にピッタリな言葉だとは思いますけど。

ま、そんな細かいことはともかくとしてですね。
率直な感想はというと。

はい! すっげぇおもしろいです!

緻密に練り上げられた世界観、ボキャブラリーに飛んでいるのに、分かりやすくて嫌みのない文章、そして物語自体が持つテンポの良さ。
これに個性豊かなキャラクターたちが、それこそ広大な舞台をところ狭しと駆け回る。
これでおもしろくならなければ嘘でしょう。

この本を、眠い目をこすりながら読んでいた僕ですが、気が付くと話にのめり込んでいて、気が付いていたら読了していたという感じで、とにかくサクサクッと読めちゃう。

なんか読み終わった直後、「本物のアクション小説」を読んだなぁ、という満足感を久しぶりに味わえた作品でした。

ただ、僕がこの本に最高得点を与えなかったのには二つ理由がありまして。
まず一つは、ラブコメ要素が、非常に薄かったということ。
そしてもう一つは、物語の世界観が緻密すぎて、理解するまでに時間を要したということ。

ただ、どちらも僕の好みなどが多大に影響しているだけだと思いますので、気になったから、まず読んでみよう、というレベルで読まれてみても、まったく問題ない作品だと思います。





追記。
トリニティ・ブラッドの原作者、吉田直さんは、7月15日に逝去されたそうです。
そのため、このシリーズも未完となっているそうですが、発刊分はすべて読ませて頂きますので、吉田先生、天国からぜひとも感想を聞いてやってください。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★★[良い感じ], 07:03
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【小説】 わたしたちの田村くん (2)
わたしたちの田村くん (2)
わたしたちの田村くん (2)
竹宮 ゆゆこ

あちこちで話題になっている本作、ようやく読了。
すでに語り尽くされている感があって、僕が言うこともなくなってるし、今さらレビューするのもなぁ……という思いもあるのですが、読み終わったものは仕方がないってことで。

で、読み終わっての感想。

なるほど……な。

という感じ。

良くも悪くも、僕はこの感想でした。

前巻で話したように、この作品に登場するキャラは、ヒロインがお決まりの萌えキャラだったり、主人公がセオリー通りの朴念仁だったりはしません。
心から笑うし、心底悩んだりする。だから互いに誤解もするし、喧嘩もする。
だからこそ、相馬広香や松澤小巻には、他の小説にはない「現実的な萌え」を感じますし、リアルな男性像が投影されている田村雪貞に対しても、男として共感することができます。

つまり、それだけ登場キャラは、生きているというわけ。

ただ、ね。

あまりにリアルすぎる感じはするんですよ。

僕は物語に対して、現実と向き合う「リアル」さよりも、現実を忘れさせてくれる「ヴァーチャル」を好む人間なものですから、あまりにリアルすぎると、これは何か違うな、という違和感を感じてしまうんです。

記号化されたキャラは批判するくせに、生きたキャラが登場する作品はリアルすぎると批判するワガママぶりは、さすがに自分でも閉口してしまいますが、これが本音の感想なもので……。

まぁ、個人的にはそうだったものの、作品としてのレベルが非常に高いのは、他のレビュアーさんが述べている通り。
文書のテンポも良く、良質な恋愛小説を多く保有するコバルト文庫の男性版がこの作品、と言っても差し支えないくらい。

たぶん、男性だけじゃなく、女性が読んでも楽しめるんじゃないでしょうか。

とにかく良質な恋愛小説が読みたいんだ!
という人。
特に、今恋愛中の人なんかは、かなりオススメできる作品だと思いますので、興味のある方は、ぜひ手にとってみてください。


あと、ちこっとネタバレ。
続きを読む >>
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★☆[良いけど…], 04:09
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【映画】 ファンタスティック・フォー 〜超能力ユニット〜
本日も映画を観てきました。

内容としては
天才科学者リードと親友のベンは、野心的な実業家ビクターに、人類の進化を解明するための宇宙実験に必要な援助を依頼。
その契約は成立し、リードは、昔の恋人であり、現在はビクターの恋人であるスーと、スーの弟である宇宙パイロットのジョニー、そしてビクターを連れ、宇宙実験を開始する。
しかし、元より計算されていた宇宙雲の到達が、予想外に速く、その高エネルギーに巻き込まれてしまう。
このことによりDNAが変化して超能力を持つことになってしまったリード、ベン、スー、ジョニーの四人は、この力を人類のために使おうと決意。
一方、この非常事態によって、地位と名声を奪われてしまったビクターは、周囲の人間に復讐しようと考える。
やがてその四人と一人は、対決のときを迎えることに……。
ニューヨークを舞台に繰り広げられる、ファンタスティック・フォーvsビクターの超能力バトルが、今始まる!
というもの。

僕は正直、期待値40%、まぁ映像的に見せてくれれば良いかな、くらいのノリで観に行ったのですが、その割にはおもしろい映画でしたね。
ただ、この期待度が100%だった場合はどうだったかというと……微妙だったか、あるいは悪い評価だったかも。

このように思ってしまったのは、ひとえに頭の中で予想していたストーリーとの違いにあったため。

僕の頭の中にあったのは、四人が結成するまでのストーリーは30%、的との戦いが40%、ラスボスとの戦いが30%くらいの比率だと思っていたんですね。
でも実際は、結成までのストーリーが80%で、ラスボスとの戦いが15%。その他のアクションシーンは5%という感じ。

要するにこの映画は、ファンタスティック・フォーが結成するまでのお話で、おまけで活躍シーンがある、という程度だったんですね。

だから、アクションSFとしてのノリを期待していた僕としては、かなり肩すかしを食らってしまいまして、これが大幅なマイナス要素となってしまった次第。

ただそれを差し引いても、無理矢理に超能力を持つことになってしまった人間の悲哀や、悪役が誕生していくまでのストーリーが丁寧に描かれておりまして、これはこれで良かったかな、と。

というわけで、ノンストップアクションを期待しているなら、肩すかしを食らう映画ですが、ストーリーを追っていく分には、十分楽しめる映画だと思いますので、それを踏まえていくことをオススメします。


それと、これは映画を観た後に知って驚いた情報なのですが、この映画。

あの「Mr.インクレディブル」の元ネタ

なんだそうです。
なるほど、言われてみれば、アチコチ似ている箇所が……。
でもって、実際、この映画の原作も、ファミリーヒーローなんだそうで、今回の映画化に当たっては、キャスティングをアレンジしたようです。

詳しくは、こちらを参考にされてください。

eiga.com必見! 注目作特集
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★☆[良いけど…], 03:50
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【小説】 いぬかみっ 5
いぬかみっ! (5)
いぬかみっ! (5)
有沢 まみず

最近、小説もしばらく読んでいませんでしたので、手近にあったこの作品を手に取ってみました。

やっぱ読みやすいっ!

いつも思いますが、この有沢まみずという人は、表現方法が豊かで丁寧。
しかも言い回しがクドくないので、まるで漫画を読んでいるかのように、次々とイメージが浮かんできます。
まぁ、少しばかりネタがお下劣路線であるのが、人に選り好みされてしまう理由なのでしょうが、僕は好きです。こういうの。

だって、男だし。

ただ、相も変わらず、バカバカしい笑いばっかりで、頭に残らないのが難点っちゃあ、難点……。

と思っていたら!

今回はちょっと毛色が違いますよ。

この中には二本の短編と一本の中編、一本のショートショートが収録されているのですが、そのうち、中編の一本が、何か違うんです。
ケイタが格好良くて、ちょっと切なくて、アクションしてて。
これだけで長編が作れちゃうんじゃないかというくらい、出来の良い話が入っているのです。

これは読んでいて損はないですね。
僕がこの評価にしても、この話があったから、というくらい。

このシリーズ、ちょっとマンネリで、四巻で止まっているんだよなぁ、という方は、ぜひ読んでみてください。

もうちょっと読んでみようかな、という気持ちにさせてくれますよ。

では、例によって収録されている短編の内容をば。

【夏の夜の怪談!in 薫の家】
この手のラブコメ作品では欠かせない、怪談ものです。
ありがちなネタに、ありがちな設定。
でもやっぱり笑っちゃうんだよなぁ。
怪談ものって変な魅力がありますね。

【お疲れ啓太と極楽マッサージ】
啓太は焦っていた。
今度の試験は、なんとしても赤点を免れなければならない。
何しろ出席日数が足りないのだ。
しかし、それを周りのヤツは分かってくれない。
ようこも、ともはねも、そして留吉のヤツまで、かまってくれと邪魔をしにくる。そんなんじゃ、今度のテストは……アレ、体の調子が……?

いつもはイジめられてばかりの啓太ですが、今回は癒し系大作戦とばかりに、あらゆるキャラたちに癒しの限りを受けます。
やっぱ、なでしこは可愛いなぁ。

【だけど俺にはお前の歌】
はけが訪れたのは、とある豪邸だった。
依頼を受け、その返事にやってきたのだ。
ご令嬢の件、承りました。
ただし、受けるのは私たちではありません。
受けるのは……。

この作品です。
啓太がかっこいい!
いつものシリーズとは違った展開。
でも、シリアスであっても鬱展開ではありません。
読めば読むほど元気になる。
本当、おもしろい話でした!

【河童橋にて】
中編の後日談。
ちょっとホロリとキちゃいます。

いや、おもしろい作品なので、前作に抵抗が無い方は、ぜひ読んでみてくださいませませ!
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★★★[最高!], 03:43
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【映画】 緑玉紳士 MONSIEUR GREENPEAS
勢いに乗って映画をハシゴしちゃいました。
連続で見てきたのは、この作品。
りょくたましんし、と読むそうですが、さて中身はというと。
老舗メガネ屋「眼鏡紳士」の跡取息子、グリーンピースは、店には置けないような変テコなメガネを売りたいがため、トランク一つで家出をした。
行く先々でメガネの露天商をしながら放浪の旅。
たまに次元を間違えて、人間界のピラフに紛れ込み、子供を泣かしたりすることもあったが、商売するなら大都会と思い、大きな赤い吊り橋を渡り、摩天楼輝く「テーブルスクウエア」に向かった。
そこでうっかり商売道具の変テコメガネが詰まったトランクを置き忘れ、封印を解かれたメガネ大好きの悪魔、ジョーカーにトランクを奪われてしまう。
命より大切なトランクを取り戻すため、ジョーカーの後を追いかけたグリーンピースは、悪魔の世界「ブラックフット」にワープしてしまった。
果たしてグリーンピースはトランクを取り戻せるのか。そして元の世界に戻れるのか。
アクションに次ぐアクションの連続。
前代未聞のマメットムービー。

というものなのですが、正直、評価に困ってしまう作品です。

というのもこの作品、作っているのは栗田やすおさんただ一人なんですよね。
これは確かに感心しました。
48分と短い映画ではありますが、それでも完成までに四年半かかったというのは、むしろ制作期間としては短い方なんじゃないかと思ってしまうくらい。
映像のクオリティも一人でやったとは思えないほどで、台詞なしでストーリーを理解させていく力量に至っては、ただただ感心するばかり。
キャラクターも愛らしく、好感が持てるのですが。

ただ。

肝心のストーリーが……。

なんていうか、メッセージが伝わってこないんです。
この映画を通してのメッセージが。

グリーンピースがトランクを取り戻すために異世界に行った。
そして戻った。

こう略しても問題ないほど、中身に話はありません。
ただそこにあるのは、栗田やすおが、一人で物語としての映像を完成させたという事実のみ。

ザックリ言っちゃえば、個人でできる映像技術の公開実験。

なので、話を観に行っている僕としては、非常に物足りませんでした。

この手の映像作品を作っている人なら、
「うわ、これどうやって作ってるんだ!?」
という感動もあるかと思いますが、そのタイプでない僕としては、何も残らない作品でしたね。

ラストに「Episode1」とありましたので、当然2もあるってことなのでしょうが、良い評判を聞かなければ、観に行くことはないだろうなぁ。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★☆[惜しい!], 03:16
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【映画】 亀は意外と速く泳ぐ
亀は意外と速く泳ぐ
亀は意外と速く泳ぐ


スウィングガールズ以来、ファンになってしまった上野樹里。
そんな彼女の主演作が遅ればせながら上映されるとのことで、観に行ってまいりました。
内容はというとですね。
単身赴任中の夫を持つ、何をやっても目立たない平凡な主婦、片倉スズメは、あまりにも平凡すぎる自分の存在に不安を覚えていた。

もしかしたら、誰にも見えていないんじゃないの?

そんな不安は、自由奔放に生きる扇谷クジャクと話をするたびに強くなるばかり。
そんな彼女は、いつかしか、何か自分が残せることをしてみたいという欲求を持つようになった。
そんなとき、偶然にもスパイ募集の張り紙を見つける。
このまま平凡なまま生きていって、先の見える生活をするよりも……。
そう考えて、さっそく足を運んだスズメ。
そこにいたのは、どこにでもいるような、これまた目立たない中年夫婦。
しかし、スギタニと名乗る二人は言う。
スパイは目立たないから良いのだ、と。
そして、彼女は合格した。
理由はもちろん、スズメが目立たない平凡な女性だったから。
一目見てスズメを気に入ったスギタニ夫妻は、いきなりミッションを与えてきた。
するべきことは、ただひとつ。
目立たないよう、平凡に過ごすこと。

こうして、スズメの非凡で平凡なスパイライフが始まった。

というもので、脱力系スパイコメディの名を冠したこの作品。

はっきり言いましょう。

これは素晴らしい作品だ!

おもしろい!
おもしろすぎます!

たぶん、僕が気に入っているスウィングガールズにも負けない力があるんじゃないでしょうか。

まず、おもしろいのが、その脱力具合。
一見すると、平凡な風景が続く映像なのですが、どこかシュールなんです。
それは、個性的なキャラであったり、片倉スズメの少しズレた感性であったり、妙なシチュエーションであったり。
とにかく数分ごとに、どこかズレた状況が出てきます。

これが、クスッという笑いを呼ぶんですね。

要するに、平凡と非凡のギャップで笑わせてくれるわけですが、この映画は、これに止まりません。

そのシュールな笑いの中に時折、どこかリアリティのある現実が顔を出すんです。
これが作品を引き締めていて、観客をグッと引き込むんですね。

この非凡の笑いと現実のバランスが絶妙で、これが観終わった直後に満足感を与えてくれるんです。

90分と尺の短い作品ではありますが、密度は濃いめで、かなりオススメ。
DVDで観ても遜色ない作品を堪能できると思いますので、興味のある方はぜひ。

それと、ちょっとネタバレ。
続きを読む >>
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★★★[最高!], 02:50
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とりあえず、リニューアル終了。
疲れた〜。

この間の本型テンプレ。
このブログのイメージにピッタリということで、かなり気に入っていたのですが、ちまちまいじっているウチに、文字が消えるバグが発生。
これでは、中途半端なレビューをしていると思われかねないということで、泣く泣くテンプレを変更することにしました。

その甲斐あってか、少しは読みやすいレイアウトになったと思うのですが、いかがでしょうか?

では明日からレビュー活動を再開いたしますので、またよろしくお願いいたします。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:-, 09:12
comments(2), trackbacks(0), - -
今回の更新はお休み。
すみません。
本日は、ブログのレイアウトを少しいじりたくなってしまいまして。
というわけで、今回の更新はお休みとします。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:【お知らせ】, 06:45
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【小説】 マジカルブリッツ いいからあたしに恋しなさい!
マジカルブリッツ いいからあたしに恋しなさい!
マジカルブリッツ いいからあたしに恋しなさい!
あすか 正太, 天広 直人

えと、何度か読んでいる方は気づいたと思いますが、前作の書評、書き直してしまいました。
やっぱ、眠いときに書くもんではありませんね。
基本的に、一度書いたものは書き直さないようにしているのですが、ちょっとヒドいかなぁ、と思っちゃいまして。
これで、前の方が書評としては良かった、なんて言われたら、ヘコみそう……。

さて、その前作に続いて、第二巻も読了しました。

で、感想ですけども。

前作の良さはそのままに、読みづらかった部分を改善した、という感じ。
ちょっと進化してます、ってとこでしょうか。

鼓太郎と祈梨のすれ違いに、ちょっとハラハラして、誤解が収まって、ちょっとホッとする。
ちょっと艶っぽい物語も織り込まれていましたし、これは! と期待させる内容ですね。

ただ、そうした期待させる物語がある反面、新キャラのユージェニーが出てきたり、鼓太郎を主人として慕う鈴蘭が茶々を入れたり、それに妹の琴子が激昂したりするシーンがある割には、この手の話題が広がっていかないのが、ちょっと残念。
祈梨も、こうしたキャラに絡むシーンが少なくて、期待していた三角関係の構図が薄かったのも、僕としては肩すかしでしたね。
祈梨とのラブコメも、中途半端なまんまだし。
もしかしたら、これは三巻への布石、ということだったりするのかもしれませんけど。

さて、一方、ファンタジーアクションの方ですけども、こちらは相変わらず、分かりにくい場面が混じっていて、もったいないなぁ、という感じ。
まぁ、僕はラブコメメインで読んでいますから、何の問題もありませんが。

というわけで、中途半端な話もあって、こんな評価となってしまいましたが、第三巻の内容によっては、大幅に上がることも、その逆もあり得る作品だと思います。

とりあえず、次は11月頃に出るようなので、それに期待、ってところでしょうかね。

あ、そうそう。
この本で大切なことがありました。
なぜか分かりませんが、この本では、やたらと鈴蘭が茶目っ気をだしてます。
普段はキャラ萌えしない僕ですが、これはちょっと萌えたかも。
気になる人は、読んでみてください。


追記。
そういや、副題であるところの「いいから私に恋しなさい!」っての。
もしかしたら、263ページのラスト数行によって、これから起こること。
それを暗示するものだったり……するんでしょうかね。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★★[良い感じ], 01:35
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