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【小説】 ゼロの使い魔 (6) 贖罪の炎赤石(ルビー)
ゼロの使い魔〈6〉贖罪の炎赤石(ルビー)
ゼロの使い魔〈6〉贖罪の炎赤石(ルビー)
ヤマグチ ノボル

この本を読んで最初に思ったことはただひとつ。

ん? 思っていたのと違うぞ!?

いや、オモシロくないわけじゃないんですけどね。
全編を通してルイズと才人のからみが見られると思っていただけに、シリアス路線の後半が、そういった意味で肩透かしな感じ。

でも、改めて言いますが、オモシロくないわけではありません。
前半では、もはやお約束となったルイズと才人のからみが連発。
まさに期待通りの展開が連続するわけですが、途中、後半からは打って変わってシリアス路線に。
これがまた、重いのなんの。
前半がラブコメ全開だっただけに、読んでいてつらかったなぁ。

でも、これは話の流れ上、仕方のないことだったのかも。
ラブコメオンリーなら、別に現代学園もので問題ないわけだし、ファンタジーであり、別世界があり、そこに戦争がある以上、どうしても必要な話だったんではないかと。

それにあまり多くは語れませんが、この本のラスト。

はっきり言って泣けます。

これまで目立たなかったあの人が、まさか、あぁなるなんて……。

いろいろな意味で予想外だった一冊。
最高、とまではいかなかったけど、よい意味で裏切られた一冊でした。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★★[良い感じ], 04:19
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【小説】 ゼロの使い魔 (5) トリスタニアの休日
ゼロの使い魔 (5) トリスタニアの休日
ゼロの使い魔 (5) トリスタニアの休日
ヤマグチ ノボル

じつを言うと、この一冊に手をつけるのは、けっこう遅めでした。
というのも、ほかのサイトではあまり高評価なものがなく、その理由として「ラブコメ要素が少ない」というのが大半だったため。
でも、これに手をつけなければ、ラブコメ要素がめちゃ高といわれる次の巻にいけない。
それはもっと許せない!

というわけで手を伸ばしたわけなのですが……。

おやぁ、意外とおもしろいんでないかい?

たしかに、才人とルイズがメインになったラブコメ話は三話中一話目に収録された「『魅惑の妖精』亭」だけなのですが、タバサとキュルケにスポットを当てた「炎の出会いと風の友情」では、「その他大勢の愉快な仲間たち」でしかなかった彼女たちのキャラに厚みを持たせる作品となっていますし、某映画を模倣した「トリスタニアの休日」では、才人とアンリエッタの休日では、「おいおい、ルイズどうするよ、おい」なんて、読みながら身もだえしちゃったりもするんですね。

これを橋渡し的な一冊としていた僕としては、まさに食わず嫌いだったなぁ、と。

まぁ、ルイズ×才人のストーリーが大好きな人には物足りないかもしれませんが、この作品のすべてが好きなんだ! という人には十分おすすめできますので、そういう方はぜひ。
author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★★☆[良い!], 03:28
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【小説】 ゼロの使い魔 (4) -誓約の水精霊-
ゼロの使い魔 (4)
ゼロの使い魔 (4) -誓約の水精霊-

王道という言葉があります。

最終回間際で記憶を失う主人公。
街中で偶然、運命の人と正面衝突するヒロイン。
爆発一秒前で爆弾処理に成功するアクションヒーロー。

これ、すべて王道。
またはお約束とも言いますね。

さて、なぜに突然こんなことを言い出したかと言いますと。

この本で

お約束のラブコメ展開

があったからです。

そりゃもう、まさか、まさか……まさかぁぁぁぁっ! な、ベタ展開。
でも、こういうの大好きですよ、僕。
奇想天外だろうが、決まり事のお約束展開だろうが、読んでいる人間が恥ずかしくなるようなシチュエーションであれば、それがラブコメっつーヤツでしょう。

本当はもう少し詳しく説明したいところなのですが、今回の展開は、たった一言でストーリーが分かっちゃうくらい、ベタなんですよねぇ。
だから内緒。

ラブコメが好きな人は、何も言わず、買ってみてくださいまし。

もし、ラブコメが好きなのに、ゼロの使い魔を読んでいない、という人は、これを機会に読んじゃってくださいまし。
僕がこのシリーズを薦めたのは、この巻を読ませるためだったのね、と納得してくれると思います。

その割りには、最高評価を出してないじゃん、と思った方。
ご心配なく。

今回、僕の評価が少しばかり下がったのは、ラストの展開が好みではなかっただけです。

人によっては最高評価となる可能性が十分にある本ですので、まずは読んでみてくださいませ。


あ、そういえば、今回は文章力で気になった箇所はあまりなかったなぁ。
もしやヤマグチさん、文章力レベルが上がったんでしょうか?
ちょっと次が楽しみになってきたかも。


以下、ネタバレに続きます。
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author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★★☆[良い!], 05:20
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【小説】 ゼロの使い魔 (3) -始祖の祈祷書-
ゼロの使い魔 (3) 始祖の祈祷書
ゼロの使い魔(3) -始祖の祈祷書-
ヤマグチ ノボル


最近、ライトノベルをちょこっと買いだめしておりまして、寝る前に何を読むか、毎晩口をほころばせながら悩んでいる馬数です。

で、今晩選びましたのが、コレ。

う〜ん。
最近は「読ませる力のある本」ばかりを読んでいたせいですかね。
文章に関しては、ちょっとなぁ、というのが本音。

でも、内容は、著しく僕好みでして。

要するに。

この本、ラブコメってます。

詳しくは書けませんが、少なくとも、ルイズがこれまで以上に可愛く見えますし、予想外というか、予想通りというか、ラブコメ必須の展開も出て参ります。

というわけで、ラブコメ好きな人にはオススメの一冊と言えるでしょう。

一方、ラブコメ方面以外の物語も動きが見え始めていますので、もしかしたら、この巻以降、大きな展開があるのかもしれません。

一応、最新刊まで買いだめしてあるし、すぐに四巻でも読んでみようかなぁ、と思っていたりする馬数でした。


以下、ネタバレ。



追記。
評価を入れるの忘れてました。ぐっすん。
寝る前の更新とはいえ、寝ぼけすぎですね。すみません。
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author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★★☆[良い!], 06:43
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【小説】 ゼロの使い魔 (2) 風のアルビオン
ゼロの使い魔(2) 風のアルビオン
ゼロの使い魔(2) 風のアルビオン
ヤマグチ ノボル, 兎塚 エイジ


ちょっと間が空きましたけど、読み終えました。ゼロの使い魔、第二巻。

まぁ、そうですねぇ。
ラブコメとしては王道のストーリー展開で、読む人間の期待を裏切らないという意味では及第点をあげたいのですが、いかんせん、それ以外が弱すぎる気がする作品ですね。

点数を下げた「それ以外」というのは「状況説明」です。
これには状況描写も含まれるのですが、現代日本とはまったく勝手の違う世界を、うまく説明しきれていないように思うわけです。

これはSFも同様なのですが、作者の頭の中でゼロから構築された世界というのは、政治経済、気象や地理、果ては人間の考え方に至るまで、すべてが異なっているわけです。

そんな誰も知らない世界を説明しなきゃいけないわけですから、本当ならもっと懇切丁寧に説明するべきだと思うのですが、今回の作品では、それがうまくいってない感じがするんですよね。
確かに、これを読んだら、シリアスな展開にはしないでほしいという声があるのも、分かる気がします。

一方、僕の大好きなラブコメ方面では楽しませてもらったので、完全に駄目な評価とはならなかったのですが、それだけに、この説明不足がもったいない、というのが、僕の本音。

この流れで今後も進むのであれば、読んでいる人間が気恥ずかしくなるくらいのラブコメ路線で行ってもらいたいと思うのですけど、さてさてどうなるんでしょう。


以下、ネタバレ。
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author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★☆[良いけど…], 05:17
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【小説】 ゼロの使い魔
ゼロの使い魔
ゼロの使い魔
ヤマグチ ノボル


これまた、あちこちでの評判を聞いて、購入した一冊。

「あんた誰?」
―才人が目を覚ますと、可愛い女の子が才人を覗きこんでいた。
見回すとあたりは見知らぬ場所で、魔法使いみたいな格好をしたやつらが、才人と女の子を取り囲んでいた。
その女の子・ルイズが才人を使い魔として別の世界へ「召喚」したらしい。
訳がわからず面くらう才人に、ルイズは契約だと言って、いきなりキスしてきた。
俺のファーストキス! と怒る間もなく、手の甲にヘンな文字が浮かび、才人は使い魔にされてしまう。
仕方なく、ルイズとともに暮らしながら、元の世界に戻る方法を探すことにした才人だが…。


というものなのですが、結論として言えば、そう悪くはないかな、という感じ。

異世界に召喚されるというストーリーは、昔からある王道のストーリーですし、それほど真新しいわけではありません。
また、その異世界そのものも、これまでのファンタジー感を十分に踏襲されたものとなっているので、新鮮味を感じるわけでもなく。
でも、それなりにキャラクターも立っているし、王道ファンタジーとしては、及第点かな、と評価した次第。

「現代人がファンタジーの世界に紛れ込む」タイプの物語としては、非常にスタンダードで、この物語を書きたいと思っている人には、十分な参考資料と言えるので、そういった物語を書きたい人にはお勧めです、って感じかな。

ただ、個人的に不満を言えば、異世界に飛ばされたことに気づいた際、日本語が普通に通じてることを不思議に思わないってのがなぁ。

まぁ、この辺はSFに傾倒している人間の戯言だと流してくださいませ。

んでもって、ちょっとネタバレ。
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author:馬数翔(まかず・しょう), category:評価…★★★☆[良いけど…], 04:25
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